名古屋市の小学校で、調理場からパンと油揚げを自宅に持ち帰ろうとしたとした調理員の女性について、懲戒免職が取り消される方針です。

 名古屋市立の小学校で調理員として勤務していた50代の女性は2022年2月、調理場の冷凍庫からパンと油揚げを自宅へ持ち帰ろうとしたとして懲戒免職となっていました。

 女性は処分の取り消しなどを求め提訴していましたが、名古屋地裁は7月22日、「社会通念上著しく妥当を欠き、裁量権の範囲を逸脱したもの」として、処分の取り消しを命じていました。

 河村市長は、8月5日が期限となっていた控訴はしないことを、朝の会見で表明しました。判決が確定し、処分は取り消されることになります。

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