総務省消防庁が発表した速報値によりますと、7月29日から8月4日までの1週間に、熱中症で救急搬送された人の数は、全国で1万2272人でした。

今シーズンで最も多かった前の週の1万2666人とほぼ同程度で、2週連続で1万2000人を超えました。

2023年の同じ時期(2023年7月29日から8月4日:1万1284人)と比べても、1000人ほど多くなっています。

このうち死亡したのは21人で、386人が重症です。

年齢別では65歳以上の高齢者が60.3%で6割を超えました。

発生場所として、住宅の中が41.6%と最も多く、次いで道路上が18.6%で、家の外でも中でも熱中症が起きていることがわかります。

8月に入っても、関東から九州の広い範囲で記録的な暑さが続いていて、連日、熱中症警戒アラートが出されています。

総務省消防庁は、暑さの厳しい時間帯は激しい運動は極力避けるとともに、室内では扇風機やエアコンを適切に使って、こまめに水分補給するよう呼びかけています。

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