気象庁は7日午後3時4分、福島県に記録的短時間大雨情報を発表した。
福島県の喜多方市付近と猪苗代町付近で午後2時50分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったことが分かった。
<記録的短時間大雨情報とは> 出典:気象庁
数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測(地上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析:解析雨量)したりしたときに発表される。この情報は、現在の降雨がその地域にとって土砂災害や浸水害、中小河川の洪水災害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量であることを知らせるために発表される。
【発令基準】
雨量基準:1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められている。
大雨警報発表中:大雨警報が発表されている中で、キキクル(危険度分布)の「危険」(紫)が出現している場合に発表される。
【具体的な状況】
都市部の浸水:都市部での道路や地下施設の浸水が懸念される場合。
河川の急激な増水:中小河川の急激な増水や氾濫が予想される場合。
土砂災害:山間部や斜面での土砂崩れや地滑りの危険が高まる場合。
【目的】
記録的短時間大雨情報は、住民に対して迅速に避難行動を促すために発表される。この情報を受け取った際には、速やかに安全な場所に避難することが求められる。
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