福岡県内の新型コロナ感染者数は実に2か月以上増え続けていて、まもなく始まるお盆の期間がさらなる感染拡大の引き金となる恐れもあります。

◆川崎キャスター
「いま午前9時ですけども、車が1台入ってきました。発熱外来の患者さんです」

福岡市内のクリニックには7日、診療開始と同時に発熱した人が続々と訪れました。

その多くが…

◆やまもとホームクリニック 山本希治 院長
「コロナの遺伝子検査で『コロナ陽性』の方ですね」

この病院では、2週間前から新型コロナの患者が急増。

5日からの週に入っても、陽性と診断される人が後を絶ちません。

◆やまもとホームクリニック 山本希治 院長
「先週だと1日20人弱ぐらいの陽性患者がいたんですけど、今週はそこまでいかなくて、1日10人弱です」

一方、福岡県全体で見ても、コロナの感染者数は11週連続で増加。

6月下旬から続いた大幅な伸びは落ち着いてきましたが、高止まりの状態が続いています。

こうした中でまもなく迎えるのがお盆です。

◆やまもとホームクリニック 山本希治 院長
「今回、娘さんもコロナになってお母さんもコロナになりましたけど、お盆はどんな予定でした?」
◆患者
「来る予定だった人は全部『もう来ないで』って」

◆やまもとホームクリニック 山本希治 院長
「(お盆は)実家に帰る予定?」
◆患者
「神奈川」
◆やまもとホームクリニック 山本希治 院長
「神奈川が実家だったんですか。帰る予定やったけど取り止めたみたいな感じですかね」
◆患者
「2人がかかってるから」

去年も夏に感染が拡大しましたが、ピークを迎えたのがまさにお盆の時期でした。

◆福岡市医師会 中山英樹 常任理事
「夏休みに入りまして大型連休などにより人の移動が盛んになっていますし、感染リスクは増大しています」

福岡市医師会は7日の会見で、あらためてお盆の過ごし方について注意を呼びかけました。

◆福岡市医師会 中山英樹 常任理事
「大勢で密集した空間で長時間飲食をしますと、マスクを外していますので、そこで感染してしまうリスクがある。体調がすぐれない方はなるべく高齢の方、基礎疾患を持っている方と長時間接触しないようにご注意いただきたい」

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