食品大手「日清食品」(大阪市)がスーパーなどの小売店に対し、主力5商品の小売価格を全国一律に引き上げるよう強要していた疑いがあることが8日、関係者への取材で分かった。公正取引委員会は、独禁法が禁じる「再販売価格の拘束」に当たるとみて、警告する方針を固めた。
主力商品の値下がりを防ぐ目的とみられる。小売店は自由に安売りなどができず、消費者は価格の安い店を選択する機会を失った。
関係者によると、5商品は「カップヌードル」シリーズ3品と、「日清のどん兵衛きつね」「日清焼きそばU.F.O」。日清は全国のスーパーやドラッグストアなど数百店に小売価格の引き上げを強要した疑いがある。(共同)
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