大村知事は臨時記者会見で注意喚起した(8日夜、愛知県庁)

気象庁が南海トラフ地震に関する臨時情報で「巨大地震注意」を発表したのを受け、愛知県の大村秀章知事は8日夜、臨時の記者会見を開き、県民に注意喚起した。「政府や行政からの正確な情報を基に冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけた。

日向灘を震源とする地震が発生したのを受け、愛知県は午後5時に災害対策本部を設置した。220人体制で情報収集にあたっている。新たな情報があれば、直ちに対策本部を開くとしている。午後9時20分時点で県内30自治体が災害対策本部を設置した。

大村知事はイベントの開催に関し「気象庁の会見でも自粛までは呼びかけていない。主催者の判断だが、過剰な対応はいかがなものか」と話した。「お盆休みはいろんな行事があるが、政府や行政が発する正確な情報に基づき、冷静な対応をお願いしたい。いざ何かあれば速やかな対応をとれるようにしてもらいたい」と訴えた。

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