太平洋戦争で艦砲射撃により多くの犠牲者が出た岩手県釜石市では、8月9日に戦没者を追悼する式典が開かれました。
釜石市は太平洋戦争で2度の艦砲射撃を受けていて782人が犠牲となりました。
市では2回目の艦砲射撃があった8月9日に毎年戦没者を追悼する式を開いていて、9日は遺族など約150人が出席しました。
式では艦砲射撃の悲惨な体験を描いた紙芝居の朗読が行われました。
ボランティアグループ颯・2000 浅沼和子さん
「暗闇の中、両手で目と耳をふさぎ口を開けて腹ばいの姿勢が2時間半も続きました」
参列者たちはいまだ消えない悲しみや無念さを抱えながら祭壇に花を手向けていました。
釜石市遺族連合会 佐々木郁子会長
「戦争によって運命を狂わされた人もたくさんいる。憎しみしか残らない。戦争は絶対あってはならないこと」
遺族たちは戦争のない平和な国の未来を願いながら8月15日、79回目の終戦の日を迎えます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。