日本三大盆踊りの一つ、徳島市の阿波踊りが11日開幕した。まずは市内の大型展示場で従来の前夜祭にあたる「ザ・アワオドリ」が始まった。選抜された30余りの踊り団体(連)から総勢600人が出演し、5日間の祭りの口火を切った。
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出るなか、市内各地の演舞場には避難場所を示す案内図が掲示された。
12日からの4日間は市内各地で踊りが披露される。屋外の有料桟敷は藍場浜と南内町の2会場に加え、繁華街の紺屋町にも5年ぶりに桟敷席が復活する。猛暑を避けてゆっくり踊りを見たい人のため、屋内ホールでの選抜阿波おどりも予定する。
有料の演舞場以外にも、両国本町や新町橋、JR徳島駅前のアミコドームなど、無料で踊りを楽しめるスポットは多い。初心者でも当日の練習後に踊りに参加できる「にわか連」もある。
主催者の実行委員会は8日の南海トラフ臨時情報を受けて桟敷席の安全などを再確認したほか、主な会場に避難場所や経路を示す案内図を掲示した。徳島市の遠藤彰良市長は開幕式で「阿波踊りは今や全国100カ所以上に広がった。発祥の地の踊りを堪能してほしい」とあいさつした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。