南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が初めて出されて、12日で5日目です。

気象庁が1週間程度の注意を呼びかける中、海水浴場では新たな取り組みを始めています。

神奈川・茅ヶ崎市のサザンビーチちがさき海水浴場では、12日朝から利用客でにぎわっていました。

神奈川県も、南海トラフ地震防災対策の推進地域となっていて、地震が起きた場合の津波の高さは最大10メートルと予想されています。

この海水浴場では、今回の「巨大地震注意」を受けて新たな取り組みを始めました。

この海水浴場では、「地震が発生した場合、直ちに海からあがっていただき、最寄りの避難所までライフセーバーが誘導いたします」というアナウンスのほか、来場者に「避難マップ」を配布するなど安全確保に努めているということです。

ライフセーバー・本名新さん:
不安をあおぐようなことを言ってもダメだと思うので、重要なところだけ言うように作っております。

利用客は、「(地震があったら)避難所の方に誘導しますという放送がありましたので、安心しております」「ハザードマップとかあると子どもいると安心しますね」などと話しました。

気象庁はこれまでに「通常とは異なる地殻変動は観測されていない」としています。

各自治体は、普段の生活を送りながら「備えの1週間」に取り組んでいます。

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