南海トラフ地震臨時情報の発表から13日で6日目。
地震への日頃からの備えが求められる中、都内の段ボール製造会社ではあるアイデアグッズが作られています。

ティッシュ箱3個分の大きさの段ボール箱。
表面には放射状に切り込みが入れられ、単なる段ボール箱ではありません。

この「段ボール箱枕」は、箱の中に段ボールの板が折り込まれて入っていて、頭が自然に沈むみこむうに工夫されています。

また、携帯トイレやライトなど防災グッズもまとめられています。

開発者の1人、坪川製箱所・専務の坪川恵子さんは、東日本大震災の避難所の様子をテレビで見て、まくらがないことに気が付き、段ボールでまくらを作るアイデアを考え付いたといいます。

坪川さん:
弊社のような小さな町工場でも、何か人の役にたてる物作りはできないか。

この工場では、これまでにも能登半島地震や、2019年の台風19号などで避難生活を送る人たちにまくらを送り支援を行ってきました。

坪川さん:
床に直接寝ることの大変さ。枕がちょっとでもあるとすごく便利。まだまだ防災用品をきちんと自宅に備蓄している人が少ない。備えていない人はこれをきっかけに備える事をしていただきたい。

被災後の生活を安全に、そしてできるだけ快適に過ごす備えとなりそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。