気象庁は13日、宮崎・日向灘を震源とする地震を受け、南海トラフ地震の想定震源域で生じた地下の岩盤の「ひずみ」について「通常みられる変化以外は捉えられていない」との見解を示した。異常な兆候はみられていないとする一方、引き続き巨大地震への注意を呼びかけた。

8日以降に震度1以上を観測した地震は13日正午までに24回発生。12日午前7時以降は起きていない。同庁担当者は「徐々に減少に向かっている状況だが、現在でも地震活動は活発な状態」と述べた。

同庁は8日に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表し、15日までの1週間は備えの再確認を呼びかけるほか、ひずみの観測状況を公表している。15日までに特段の異常が確認されなければ、同日午後5時に呼びかけや情報提供を終える。

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