新幹線車内の特大荷物スペースの横取り問題が相次いでいます。
JR東京駅で見かけたのは、大きいキャリーケースを持った外国人観光客。
こうした大きなキャリーケースなどを置くために、新幹線車内には特大荷物スペースが設けられています。
このスペースを利用するための追加料金はかからないものの、指定席とセットで乗車前に予約する必要があります。
しかし、SNSでは、荷物スペースに3つのスーツケースがぎゅうぎゅうに並ぶ写真と共に「特大荷物スペース付きで予約して乗ったらこの状態。(スペースを)予約してない外国人観光客のデカキャリーでぱんぱん。私のキャリー置けないし、背もたれも倒せない」と投稿されていました。
撮影者によると、降りる駅まで乗務員の巡回がなかったためスーツケースを移動してもらうことはできず、もやもやした気持ちを抱えたまま乗車したといいます。
「利用するには予約が必要」と英語でも表記されているにもかかわらず、相次ぐ荷物スペースの横取り。
関西から東京へ来た旅行客によると、新幹線の車内では、「特大荷物スペースが予約制だ」と伝えるアナウンスが何度も流れていたといいます。
街の人からは「困りますね。予約した人が使えるようにしてほしい」といった声が聞かれました。
特大荷物スペースの横取りについて、JR東海の担当者は「事前予約なく『特大荷物』を持ち込まれた場合は、持ち込み手数料として税込み1000円をいただきます。持ち主不明の荷物が置いてあった場合は、荷物にお手を触れることなく、お近くの乗務員までお知らせください」としています。
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