南海トラフ巨大地震への備えを促す注意期間が15日夕、終わった。臨時情報の終了を受け、近畿や四国の鉄道各社は、運休や徐行の対応を続けていた一部の路線について、通常運転を再開した。
JR西日本によると、和歌山―白浜・新宮間で運転を取りやめていた特急列車「くろしお」や、名古屋と紀伊半島を結ぶ全区間で運休していた特急「南紀」は臨時情報が終了した15日午後5時以降、通常通りの運行ダイヤに切り替えた。御坊―新宮間で徐行運転を続けていたきのくに(紀勢)線の普通電車も通常の速度に戻した。
JR四国は15日、徳島県を走る牟岐線の由岐―阿波海南間と高知県内の土讃線の吾桑―土佐久礼間について、徐行運転を解除すると発表した。【洪玟香】
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