福島第一原子力発電所2号機で、8月22日に燃料デブリの試験的取り出しに着手されることが分かった。

福島第一原子力発電所では、事故で溶け落ちた核燃料、いわゆる「燃料デブリ」をめぐり、事故後初めてデブリを外部に持ち出して分析する「試験的取り出し」が計画されている。
東京電力は8月下旬にも着手としていたが、関係者によると、8月22日から2号機での試験的取り出しに着手されることが分かった。

試験的取り出しは当初、2021年中の着手が予定されていたが、ロボットの経路に堆積物が詰まっていることなどで3回延期されていた。

福島第一原発の1号機から3号機までには約880トンのデブリがあると推定されていて、試験的取り出しでは、3グラム以下のデブリを取り出す計画となっている。

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