総務省消防庁は20日、熱中症により7月に救急搬送された人は、全国で4万3195人だったと発表した。昨年7月の約1.2倍。厳しい暑さが続き、7月としては、データがある2008年以降で過去2番目に多かった。30都府県で計62人の死亡が確認された。

消防庁は、エアコンの適切な使用や小まめな水分補給、帽子の着用などを呼びかけている。

3週間以上の入院が必要な重症者は1110人、短期入院が必要な中等症は1万4216人。年齢別では65歳以上の高齢者が2万5469人で過半数を占めた。乳幼児も249人搬送された。

都道府県別では東京が4227人で最も多く、大阪3342人、愛知2950人と続いた。

消防庁は8月12〜18日の1週間の速報値も発表。7104人が搬送され、5人の死亡が確認された。〔共同〕

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