■播但連絡道路の工事入札情報を業者側に漏らし 見返りに約85万円分の接待受けた罪

工事の入札情報を業者に漏らし、接待を受けた罪などに問われている元兵庫県職員の男に対し、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。

兵庫県道路公社の元主査・豊島辰吾被告(39)はおととし4月から去年9月にかけて、播但連絡道路の工事の入札情報を事前に業者側に漏らし、見返りとして飲食費などおよそ85万円分の接待を受けた罪などに問われています。

これまでの裁判で豊島被告は起訴内容を認めていて、検察は「目先の利益にとらわれて常習的に接待を受けていた」などとして、豊島被告に懲役2年6か月を求刑しました。

これに対し、弁護側は「自ら積極的に利益の供与を受けていないことは考慮されるべき」などとして、執行猶予付きの判決を求め、即日結審しました。

■「公務員の自覚があまりにもかける」懲役2年6カ月 執行猶予5年の有罪判決

22日の判決で、神戸地方裁判所は「入札の公正が大きく害された。公務員の自覚があまりにもかける」と指摘。
一方で、「免職など一定の社会的制裁を受けている」として、豊島被告に懲役2年6カ月執行猶予5年を言い渡しました。

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