後部座席で後部座席でシートベルトをしていなかったとみられています。

 8月22日朝、北海道苫小牧市の道央自動車道で、軽乗用車が単独事故を起こし、男女3人が病院に搬送されました。

 このうち2人は車外に投げ出されていました。

 屋根がへこみ、全体がゆがんだ軽乗用車。

 午前8時ごろ、道央道の新千歳空港インターチェンジから苫小牧方面に約1キロの地点で、軽乗用車が中央の緑地帯のポールに衝突しました。

 この事故で乗っていた4人のうち16歳の男女3人が病院に搬送されました。

 男性1人が骨折の重傷です。

 運転していた男性は。

 「後ろの2人が車から飛び出た」

 警察はシートベルトの着用状況を含め、事故原因を調べています。

 2008年からすべての座席で着用が義務化されたシートベルト。

 北海道では2023年、車の乗車中の事故で63人が死亡し、そのうち21人がシートベルトをしていませんでした。

 このうち15人、7割がシートベルトをしていたら命が助かった可能性があります。

 もし、シートベルトをせずに事故にあったら。

 これは日本自動車連盟 JAFの実験検証映像です。

 後部座席でシートベルトをせず、時速55キロで壁に衝突させたところ、シートベルトをしていないダミー人形は前に投げ出され、ヘッドレストに衝突しました。

 さらに、シートごと運転席のダミー人形を押しつぶしました。

 一方、シートベルトをしていた方は上体がしっかりと締められ、投げ出されることはありませんでした。

 後部座席でのシートベルトの必要性がわかります。

 しかし、こんな事故が。

 福岡県で18日、軽乗用車が対向車線をはみ出し、路線バスに突っ込みました。

 この事故で軽乗用車の後部座席に乗っていた7歳と5歳の姉妹が死亡しました。

 2人はシートベルトをしていましたが、腹部の出血がひどく、シートベルトの締め付けが原因で死亡した可能性があります。

 6歳未満の場合、チャイルドシートの使用が義務付けられています。

 さらにJAFは6歳以上でも身長が140センチに満たない場合は、子どもの体に合ったシートの使用を推奨しています。

 今回、さらなる安全性確保のため、JAFはこの基準を150センチ未満へ引き上げることを検討しています。

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