(菅井貴子気象予報士が解説)午後6時30分現在
◆秋雨前線+台風
北海道にとって、危険な気圧配置です。
秋雨前線が停滞する中、南に台風があると、
湿った空気が流れ込み、前線活動が活発になり、
大雨が長引いてしまうのです。
北海道は、あす27日(火)から大雨となり、今週後半は
台風本体の活発な雨雲がかかる恐れがあるため、
雨量が日ごとに増えて、災害が発生しやすくなりそうです。
◆あす27日(火)の天気・気温
未明から夜にかけて、激しい雨が降ったりやんだりとなりそうです。
日本海側や太平洋側西部は、雨量が100ミリを超え、
胆振・日高地方は、最大120ミリです。
竜巻などの激しい突風、雷、ひょうを伴うおそれもありますので、
防災情報をすぐに入手できる環境でお過ごしください。
◆台風10号
日本の南をゆっくりと進んでいます。
海水温が高いため、エネルギーを補給し続けていますので、
さらに発達する見込みです。
29日(木)西日本に接近をし、日本列島を縦断するかもしれません。
5日以上先の予報は発表されていませんが、
週末は、北海道に直撃するおそれもあります。
◆全道の週間予報 27日(火)~9月2日(月)
あさって28日(水)の日中は、雨は小康状態の所がありますが、
夜遅くなると、再び、雨の降り方が強まりそうです。
30日(金)~31日(土)は、台風本体の雨雲がかかり、雨量がさらに増えていきそうです。
週末は斜面や川、海には近づかないようにしましょう。
なお、台風の進路や速度次第で、予報が変わる可能性がありますので、
常に最新の情報をチェックして下さい。
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