台風10号は当初より西側を進む予想となり長野県内には31日に接近する見込みです。暖かく湿った空気の影響で、27日以降もゲリラ雷雨の恐れがあり、気象台が注意を呼びかけています。
台風10号は非常に強い勢力で28日に西日本に近づき列島を縦断する恐れがあります。
県内には31日土曜日に接近する見込みで、気象台は雨と風が強まる可能性があるとしています。
台風10号の湿った空気によって大気の状態が非常に不安定となっていて、長野県内でも、先週から連日「ゲリラ雷雨」が続いています。
特に24日は県内各地で激しい雷雨となり、JR篠ノ井線など県内の広い範囲で鉄道が運休となりました。
26日夜も夜遅くにかけ注意が必要です。予想される1時間降水量は全県で30ミリとなっています。
台風の今後の進路予想と影響について、岸本慎太郎気象予報士の解説です。
岸本慎太郎気象予報士:
「台風10号は、県内への接近が遅くなる見込みです。先週の段階の予想よりも、西側を通ってくる予想に変わってきました。九州の外側を回るため県内に最も近づくのは今週末ごろとなっていますが、間接的な影響は、もうすでに出ています。26日も台風からの暖かく湿った空気の影響でどんよりとした天気でした。27日の未明から県内南部を中心に雲が多くなり、午前中から雨の降り始めるところがあるでしょう。しとしとした雨ではなく、ゲリラ雷雨のように雷を伴って激しい雨が断続的に降る恐れがあります。河川の増水や道路の冠水が非常に起きやすいのでお気をつけください。また、連日の雨で地盤の緩んでいるところでは土砂災害にも注意が必要です」
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