滋賀県東近江警察署が、事件などの現場で使用するデジタルカメラを紛失した問題で、最後にカメラを使用した現場近くの水路脇で、カメラが発見されました。

カメラのSDカードには、容疑者や被害者などの身分証の写真が記録されていました。

警察によると、東近江警察署の30代の男性巡査長が、23日夜から24日朝にかけて捜査で使用されるデジタルカメラを紛失しました。

カメラは詐欺や横領などの捜査を担当する刑事第2課や、当直などで使用されていました。

男性巡査長は、当直勤務をした23日の夜に、体調不良になった人が出た現場でこのカメラを使用しましたが、24日朝に引継ぎをする際、紛失していることに気づいたということです。

■水路脇でカメラ発見 SDカードには容疑者や被害者の身分証写真

そして27日の朝、東近江署の署員およそ10人でカメラを探していたところ、午前7時45分ごろに最後にカメラを使用した現場から北西へおよそ100メートル離れた水路脇にケースに入ったカメラが落ちているのが見つかりました。

カメラの画像を記録するSDカードには、事件の容疑者や被害者など6人分の身分証や詐欺事件の現場などおよそ150枚の写真が記録されていましたが、外部への情報の流出は確認されていないということです。

東近江警察署は「全署員に対して個人情報や装備品の取り扱いについて徹底し、再発防止を図ります」とコメントしています。

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