29日未明、福岡市城南区で乗用車を運転して軽乗用車に追突し運転手にケガをさせたものの、そのまま逃走した疑いで44歳の男が逮捕されました。
事故現場から逃走した理由について、男は「飲酒運転がバレるので」と話しています。
ひき逃げの疑いで逮捕されたのは、福岡市城南区に住む自称飲食店経営・重冨一範容疑者(44)です。
城南警察署によりますと、重冨容疑者は29日午前2時半ごろ、福岡市城南区の桶井川1丁目交差点で、普通乗用車を運転中に信号待ちをしていた軽乗用車に追突し、運転していた男性(33)に首や腰などを痛めるケガをさせたものの、救護措置をとらず、そのまま逃走した疑いです。
事故の直後、重冨容疑者は被害男性に「示談でお願いできませんか」と尋ねましたが、被害男性が警察に通報したことを伝えると、車に乗り込んで逃走したということです。
逃走する様子を被害男性が動画で撮影していて、警察は動画をもとに事故の約30分後に重冨容疑者を発見し、逮捕に至りました。
調べに対し、重冨容疑者は「交通事故を起こし相手を救護することなく事故現場から逃げたことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
また逃走した理由について「事故を起こす前に酒を飲んでおり、飲酒運転がバレるので逃げた」と話していて、逃走から約30分後に行った呼気検査では基準値の8倍を超えるアルコールが検出されています。
警察は、過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱の疑いもあるとみて詳しく調べています。
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