岩手県内では8月12日に通過した台風5号の影響により、3つの路線で県道の通行止めが続いています。
このうち広範囲に被害を受けた岩手県野田村の県道で29日、国の災害査定官による調査が行われました。

台風5号の被害を受けた野田村根井の県道安家玉川線には、29日、国土交通省の災害査定官や県の職員など25人が訪れました。

野田村と岩泉町を結ぶこの県道では、台風による大雨の影響で500メートル余りの範囲にわたり、3カ所で路面が崩れたり陥没したりする被害を受けました。

この県道は2016年の台風10号でも被害を受けていて、災害に耐えられるよう補強して復旧されましたが、再び被害が出たということです。

29日の調査では、崩れた箇所の深さを計測するなど被害の状況を確認していました。

国土交通省 小川渉災害査定官
「設計が上がった段階や調査があがった段階、それぞれの段階で打ち合わせをしながら、(国土交通省の)防災課としても支援をして一刻も早い復旧を目指していきたい」

県では今後、国の助言を踏まえ、川の増水の影響を受けないようかさ上げするなど方針を定めたうえで、復旧を急ぎたいとしています。

県内の県道では台風5号の影響で3路線、さらに27日の大雨の影響で2路線で通行止めが続いています。

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