長野地方気象台によりますと、長野県では、南から暖かく湿った空気が流れ込んで、31日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、大雨となる所があるでしょう。これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。9月1日も、雨雲が停滞した場合、大雨となる可能性があります。
■雨の予想
長野県では31日夜遅くにかけて、午後を中心に雷を伴って激しい雨や強い雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。
・30日に予想される1時間降水量（多い所で）
北部 15ミリ
中部 25ミリ
南部 30ミリ
・31日に予想される1時間降水量（多い所で）
北部 20ミリ
中部 25ミリ
南部 30ミリ
・30日午前6時から予想される24時間降水量（多い所で）
北部 40ミリ
中部 60ミリ
南部 80ミリ
・その後、31日午前6時から予想される24時間降水量（多い所で）
北部 50ミリ
中部 80ミリ
南部 120ミリ
■土砂災害に十分注意を
長野県では、31日にかけて、土砂災害に十分注意してください。また、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
今後発表する防災気象情報に留意してください。
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