台風10号から遠く離れているにもかかわらず、記録的な大雨に見舞われた関東地方。
30日、山梨県の山中湖では、大規模な野外音楽フェスが開催され、会場には多くの人が詰めかけていました。
雨により、スケジュールの一部が変更となったものの、訪れた客は、「雨だけど来てよかったです!泣きそうになりました、普通に」と大盛り上がりでした。
しかし、一部で「夜中出て、地図調べて行ったら通行止めで。2時か3時に着く予定だった。実際着いたのは朝5時くらい」「めちゃくちゃはまりました渋滞に。3時間で着く予定が、6時間運転しました」との声が上がり、予期せぬ雨による混乱も見られました。
来場者によると、大雨の影響により会場に向かう道路は激しく渋滞し通行止めの区間もあったといいます。
さらに、滋賀県から合流予定だった人が来られなくなるというハプニングも。
また、ようやくたどり着いたものの、会場内は地面がぬかるみ、一部では池のような水たまりになり、水の高さは、足首にまで及んでいました。
一方、東京都内では、開催を巡って難しい判断を迫られたお祭りも。
東京タワーのおひざ元にある増上寺では、30日から2日間行われる「七尾港まつり in Tokyo」を開催できるのか協議が重ねられていました。
2024年1月に発生した能登半島地震で被災した石川・七尾市の復興応援のためのお祭りですが、初日は朝からあいにくの雨。
祭りが始まる2時間前、テントの中ではスタッフが雨雲レーダーを注意深く見つめていました。
祭り全体の中止は免れたものの、ダンスなど一部のイベントは雨で危険と判断され、中止となりました。
「全部なしになるよりは、開催が一部でもできてよかった」「せっかく練習したから悲しい」などといった声が上がりました。
主催者によると、31日は予定どおり祭りを開催するといいますが、不安でいっぱいだといいます。
週末にかけても、関東では大雨の恐れがあり、引き続き、注意が必要です。
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