3年前に福岡県宗像市の東海大学福岡高校で男子生徒が自殺し、遺族が上級生4人に損害賠償を求めている裁判で4日、このうち1人との和解が成立しました。
訴えによりますと東海大学福岡高校の剣道部に所属していた侑大(ゆうだい)さん(当時17)は、部の上級生4人から粘着テープで畳に貼り付けられたあと下着を脱がされるなどのいじめを受け、被害を訴える遺書を残して3年前に自殺しました。
侑大さんの母親は、強い精神的苦痛を与えたとされる上級生4人に対し損害賠償と謝罪を求めていましたが4日、このうち1人と和解が成立し、慰謝料の支払いと事実を認め謝罪があったことを明らかにしました。
◆侑大さんの母
「やっぱりいじめは簡単には許せないですけど、早期の段階で自分の罪を認めて謝罪をしてくれたことについては、正面から向きあっていただけたと思っています」
和解が成立していない上級生3人は、現在も遺族に対して請求棄却を求めているということです。
この問題をめぐっては学校の対応に問題がなかったかなどについて県が再調査を進めています。
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