広島の持つ被爆者の治療や放射線障害に関する知見を通して世界に貢献しようというHICARE=放射線被曝者医療国際協力推進協議会は9日から韓国の医師5人を受け入れ研修を行っています。

研修に参加したのは韓国で緊急被曝医療に携わっている医師5人で、9日から4日間広島赤十字・原爆病院や原爆資料館などで放射線医療のほか被爆の実相を学びます。

研修では始めに医師として長年被爆者の診察や治療に携わってきた鎌田七男さんが講義を行い、放射線が被爆者の心身に与えた影響について今後の放射線医療において中心となる医師に優しく語り掛けていました。

研修生は被爆者の心に寄り添った医療を目指し真剣な表情で講義を受けていました。
HICAREは1991年からこの招聘事業を行っていてこれまでに海外から受け入れた研修生は1832人にのぼります。

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