北アルプス奥穂高岳のジャンダルム付近(標高約3100メートル)で9月8日、埼玉県加須市の会社員の男性(50)が滑落し大けがをしました。9日、長野県警のヘリで救助されました。

警察によりますと、9月8日、男性は2人パーティーで上高地から入山し、ジャンダルムから奥穂高岳方面へ縦走中、バランスを崩して約15メートル滑落しました。

8日正午過ぎ、本人から救助要請があり、地元の遭対協の救助隊員3人が男性を救助し、午後5時前に付近の山小屋に収容しました。

男性は9日午前9時過ぎ、県警ヘリにより救助され、松本市内の病院に搬送されました。全身打撲、肋骨骨折などで重傷です。

ジャンダルムは奥穂高岳に続く尾根上にある切り立ったドーム型の岩稜で、北アルプスの難所の一つです。周辺では度々、滑落事故が起きています。

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