大阪高裁長官に就任した菅野雅之氏(63)が9日、大阪市内で記者会見し「デジタル化を中心とした社会の急激な変動に裁判所も対応して、環境整備に万全を尽くす」と抱負を述べた。就任は8月16日付。
民事裁判の口頭弁論にウェブ会議で参加できるようにする改正民事訴訟法が3月に施行されたことに言及。遠隔地に住む訴訟の当事者にとって「メリットを感じてもらえていると実感した」とした上で、「一番ふさわしい運用ができるよう、裁判所として工夫や検討を進める」と話した。
菅野氏は東大法卒。1985年に判事補に任官し、最高裁民事局長兼行政局長や仙台高裁長官などを歴任した。
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