タイから日本に強制送還されたのは、新型コロナ対策の給付金をだまし取った疑いで逮捕された住居・職業不詳の八木佑樹容疑者(36)。

タイの空港で報道陣に囲まれた八木容疑者は、いきなり報道陣に向かって「くそ食らえ!」と言い放ちました。

また、報道陣が事件の経緯を聞き出そうと質問を投げかけましたが、八木容疑者は、取材カメラめがけ、頭突きをしてきたのです。さらに、別の取材カメラに向けても頭突き行為を続けていました。

八木容疑者は4年前の2020年5月、個人事業主であるかのように装い、新型コロナの持続化給付金100万円をだまし取った疑いが持たれています。大阪府警は、逮捕状を取り、行方を追っていました。

暴言を吐き、カメラに頭突きする八木容疑者。映像をひも解くと、頭突きしたおでこは赤く腫れ上がり、大量の汗がにじんでいて、強制送還されることにいら立っている様子がうかがえます。

警察の調べに、八木容疑者は「持続化給付金をだまし取った記憶はある」と供述し、容疑を認めています。

八木容疑者の口座には、少なくとも十数回の持続化給付金とみられる振り込みがあり、警察は、不正受給を繰り返していたとみて調べを進めています。

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