車両の組み立て作業でデータを改ざんしていた問題で、JR貨物は全ての列車の運行を取りやめていましたが、11日夜に運転を再開させました。

JR貨物では、これまでに564両でデータの改ざんなどが確認されていて、国土交通省は不正が行われた3つの車両所に特別保安監査を行いました。

JR貨物は、これとは別に不正があったか確認できていないものが300両見つかったとして、安全を確認するため、昼ごろに全ての貨物列車の運行を取りやめました。

夜には、順次運転を再開させていて、12日は通常運行を目指すということです。

こうした中、物流に影響が出ています。

ヤマト運輸は、関東地域と九州・北海道の間で、10日と11日に発送された荷物に1日以上の配達遅れが生じる見込みとしています。

また、佐川急便でも、全国から北海道・東北・関東・北陸・関西・九州向けの荷物に配達遅れの可能性があるということです。

また、サッポロホールディングス傘下の物流会社が鉄道にかわる輸送を調整しているほか、キリンビールやアサヒビールが製品の輸送に影響があるとしています。

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