仙台市内に住む80代女性から現金300万円をだまし取ったとして、特殊詐欺グループの現金受け取り役=“受け子”と見られる女が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都葛飾区に住む契約社員の女(24)です。
女は何者かと共謀し、6月25日から7月4日まで、仙台市太白区に住む80代女性に団体職員や警察官を装って電話をかけ、女性から現金300万円をだましとった疑いが持たれています。

女性は最初、団体職員を名乗る人物から電話を受け、「老人ホームに入居できる権利がある。他の人に権利を譲るため、名前を貸してほしい」などと嘘の話をされた後、警察官を名乗る人物から電話で「名義貸しは違法。示談にはお金を支払う必要がある」などと嘘をつかれていました。
女性は7月4日に仙台市青葉区にある商業施設の駐車場で女に現金300万円を手渡していて、警察が防犯カメラの情報などから女を特定し、逮捕しました。

警察の調べに対し、女は「荷物を受け取ったのは間違いないが、現金だとは知らなかった」などと話し、容疑を一部否認しています。警察は女が特殊詐欺グループの“受け子”とみて捜査を進めています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。