瓶入りかぜ薬「ジキニン」を飲んだ沖縄県内の女性の胃の中からガラス片が見つかった件で、製造した製薬大手、全薬工業(東京)は13日、製造過程で瓶が破損した製品は出荷されないシステムになっていると本紙取材に回答した。
同社は、全ての瓶の内容液を詰める作業をカメラで検査しており、ひびやガラス片、その他の異物が検出された場合には、不良品として除かれる生産体制だと説明。現在も通常通り、製品の製造と販売を続けているという。
一方、県内の女性が購入した店舗の商品は一時的に撤去。「(沖縄で見つかった)破損品が到着後、速やかに調査し、今後の対応を決定する」との方針を示した。また、県内の女性が服用したのは「小児用ジキニンシロップ」だったことも明らかにした。
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