双葉警察署は16日、東日本大震災の影響で廃業した富岡町のパチンコ店に侵入し、銅線などを盗んだ疑いで男2人を逮捕した。
建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、千葉県の自称会社経営の男(28)と東京都の会社員の男(28)。
警察によると逮捕された2人は今年8月、震災の影響で廃業を余儀なくされた富岡町のパチンコ店に侵入し、銅線などの金属合計約27.2キロ(時価合計約2万4248円相当)を盗んだ疑い。
SNS上で帰還困難区域や被災地の廃墟に無断で侵入する動画が拡散され、警察が警戒を強めていたところ、先月17日にパトロール中の警察官がパチンコ店に車が止まっているのを発見。職務質問をし、その後、パチンコ店の関係者から被害届を受けて逮捕に至った。
調べに対し2人は「TikTokを見て来た」などと容疑を認めていて、警察は余罪も含めて捜査している。
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