東京・練馬区で、81歳の妻を殺害した罪に問われている87歳の夫に対し、検察側は懲役12年を求刑しました。

吉田春男被告は2023年12月、練馬区の自宅で、妻・京子さんの首を両手で絞めて殺害した罪に問われています。

検察側は裁判で、「妻に介護が必要になった時のことを想像して介護はできないと考えた。介護を避けるためには妻を犠牲にするしかないと殺害に及んだ」と指摘しました。

そのうえで、「夫の手によって命を奪われた被害者の無念さは計り知れない」と述べ、吉田被告に懲役12年を求刑しました。

一方、弁護側は、「子どもに面倒を見させる迷惑や苦労に思いをいたした」として懲役5年が相当だと主張しました。

判決は9月20日に言い渡されます。

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