静岡県川根本町千頭の寸又峡温泉の周辺で9月18日午前、落石の影響で観光客など33人が孤立状態となり、救助活動が続けられています。寸又峡温泉街から中継でお伝えします。

村田彬 記者:
ここは温泉街ということで旅館や土産物店が並んでいますが、人が歩いている様子は見受けられません。

観光客はここから歩いて20分ほどの観光名所・夢のつり橋から、こちらまで戻る途中で落石のため孤立状態となりました。

落石が確認されたのが18日午前10時前、そしてヘリコプターでの救助が始まったのが約5時間後の午後3時頃でした。

観光客はひとりずつ消防隊員によってロープで吊り上げられて機内に収容され、ここから1kmほどの位置にある寸又峡ヘリポートへと搬送されていきました。

18日の川根本町の最高気温は35℃。

ヘリポートには救急車も待機していましたがケガや体調不良となった人はいなかったということです。

観光客:
ここには釣りに50年くらい来ているが初めてのこと。初めてこういう風に救助されてありがたみがわかる

川根本町は今後安全が確認でき次第、落石を取り除くということですが、当面の間は通行止めとなる見通しです。

これから紅葉シーズンで例年観光客が多く訪れる時期であるため、町の担当者は「かなりの痛手」と話していました。

以上中継でお伝えしました。

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