台風やゲリラ雷雨で河川の氾濫などが懸念される中、東京都は雨水を地下から海に流す「地下河川」の建設を検討しています。
東京都は、現在調節地として運用中の2つの地下トンネルと新たに整備している調節池とつなぎ、全長約13kmに及ぶ広域調節池をつくっています。
今後、東京湾まで地下トンネルを伸ばして大量の雨水を調整池にためずに海に放流する計画です。
台風やゲリラ雷雨で河川の氾濫が懸念されるケースが増えていて、洪水などで災害が発生する恐れがある場合に設置される東京都水防本部が、2023年は8回だった設置回数が2024年は2倍以上の19回にのぼっています。
東京都の豪雨対策は、これまで1時間の雨量が75mmまでの対応を想定していましたが、気候変動により降雨量が1.1倍に増える可能性を踏まえ、対策する目標雨量を10mm引き上げています。
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