売り出し中の男性俳優と名乗るアカウントなどからSNSで支援を持ちかけられ、ポイント代金などの名目で、北九州市の74歳の女性が現金約6900万円をだまし取られていたことがわかり、警察は詐欺の疑いで捜査しています。
若松警察署によりますと、北九州市若松区に住む74歳の女性は2022年5月、スマーフォンに送られてきた間違いメールをきっかけに、売り出し中の男性俳優と名乗るアカウントとメールやSNSでやり取りをするようになりました。
すると、俳優のマネージャーや事務所の経理担当者、サポートセンターを名乗る複数のSNSのアカウントから「俳優を支援してくれるなら、後日、支援金として1000万円を受け取ることができる」「受け取るには今後もSNSでメッセージのやり取りを続けなければならないが、ポイントが必要である」「ポイントは有料で、自己負担してもらわなければならないが、最終的に返金される」などの話を持ちかけられました。
女性はその話を信じ込み、今年9月8日ごろまでの約2年4カ月の間、約300回にわたり。SNSで指示されるがままにメールを送るためのポイント代金の名目で、相手に指定された口座に現金計6705万1000円を振り込んでだました取られた上、計239万9980円分の電子マネーの利用権もだまし取られたということです。
女性は一人暮らしで、友人に相談して警察署を訪れ、被害が発覚しました。
警察は詐欺の疑いで捜査するとともに、「SNS上でのお金の話は詐欺の可能性がある」「面識のない人にお金を振り込んではいけない」と注意を呼びかけています。
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