2024年4月、岡山市で、酒を飲んだ状態で大型トラックを運転し、対向車線の軽乗用車の女性を死亡させたとして、過失運転致死などの罪に問われた男の裁判です。岡山地裁は9月19日、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
判決によりますと、岡山市北区南中央町、野口督之助被告(67)は、24年4月28日午前7時前、岡山市北区の県道で、酒を飲んだ状態で、大型トラックを運転。対向車線を走行中の軽乗用車と正面衝突し、軽乗用車を運転していた岡山市の女性を死亡させたものです。
岡山地裁で開かれた19日の判決公判で、石黒史岳裁判官は、記憶を無くすほど大量の飲酒をし、二日酔いの状態にあることを自覚していたにも関わらず、運転に支障はないなどと安易に判断したその意思決定は強い非難に値すると指摘。一方で、被告が二度と車の運転をしない意向を示していることなど酌むべき事情を考慮し、懲役4年の求刑に対し、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
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