危険な盛り土・盛土の対策を強化へ。福島県が新たに設けた「盛土監視員」の研修会が9月19日行われた。
福島テレビ・市川果桜記者:「盛土監視員たちはスラントと呼ばれる機材を使って、切土の角度が規定を越えていないかを測っています」
福島県田村市で行われた盛土監視員の現地研修会には、新たに県職員として採用された5人が参加した。
盛土をめぐっては、2024年8月西郷村で盛土規制法に基づく福島県内初の行政代執行が実施されていて、9月末からは福島県内の全域で規制が始まる予定だ。
こうしたことから県は盛土の監視や巡回などを行う監視員を配置して、災害の発生を防ぐ。
福島県都市計画課・櫻澤一朝さんは「(今回の盛土監視員配置で)盛土規制法に基づく規制の実効性を高めていきたいという風に思います。危険な盛土が発生しないようにというところに努めてまいりたいという風に思います」と話した。
初めての研修となった19日は、盛土に見立てた建設中の道路ののり面で高さや傾斜を測定。規制の対象となる勾配30度を超えていないかなどを確認した。
福島県県中建設事務所の盛土監視員は「やっぱり1番は住民の方の安全ということで、危険な箇所をすぐ発見するということを1番にやっていきたいと思います」話した。
盛土監視員は今後、県内8つの建設事務所に常駐して、業務にあたる。
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