交通安全教室に臨む間寛平さん(左)=大阪市住之江区の市立住吉川小で2024年9月19日、斉藤朋恵撮影

 お笑いタレントの間寛平さん(75)が19日、大阪府警住之江署(大阪市住之江区)の一日署長に就任した。交通ルールを学ぶクイズに子どもらとともに挑み、笑いを交えながら交通安全の大切さを呼び掛けた。

 秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせた署の啓発行事。間さんは6年生の夏に家族と住之江区内に引っ越し、市立住吉川小(同区西加賀屋4)に通った。この日は警察の制服姿で母校に登場すると、児童約580人が間さんのギャグ「ア~~メマ!」のかけ声で出迎えた。

 学校では交通安全について学ぶ○×クイズがあり、間さんも参加した。「自転車に乗る時は、大人も子どももみんな自転車ヘルメットをかぶる」(正解は○)という問題では、出題した警察官が「転んだり交通事故に遭ったりして頭を強く打つと命に関わる大きなけがになるかもしれない」と強調。間さんも実際にヘルメットをかぶってみせ、交通マナーの順守を訴えた。別の問題で解答を間違えると「なんでな~ん」とおどけ、周囲の笑いを誘った。

 間さんは「交通ルールを守らんと大変なことになる。『車が来ていないから』という理由で、子どもの前で信号無視をする親がいるが、したらあかん」とまじめな表情で語った。子どもたちに向けては「お父さんお母さんのいうことを聞いて成長して」と語り、「一生懸命勉強を頑張って、できなかったら吉本興業に入りなさい」と続けると会場はひときわ大きな笑いに包まれた。【斉藤朋恵】

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