元日に発生した能登半島地震です。被災地で支援活動を続ける男性が長野県庁で講演し、「災害を自分事ととらえて何ができるか考えてほしい」と語りました。

県庁で開かれた能登半島地震の支援に関する講演会。講師は、発災直後から支援活動を続けている災害NGOの代表・前原土武さんです。

石川県内の死者・行方不明者は377人、住宅被害は8万5000棟余りに上っています。
(9月17日現在)

今も268人が一次避難所で生活しており、住民の生活再建へさまざまな支援が求められていると言います。

災害NGO結 代表・前原土武さん:
「いまだに避難所があります、年越します。時期に合わせて暮らしが変わる。そこに目を向けながら支援をしないといけない」

前原さんは5年前の台風災害の時も長野市長沼地区で支援を行いました。その時の被災者が、能登の被災地で支援活動を行っていて、支援の輪の広がりも感じています。

災害NGO結 代表・前原土武さん:
「長沼の方、豊野の方々、支援で物、リンゴ、ジュース、募金活動してくれて私たちのところに届けてくれた。被災者を卒業して支援者になっている。つらい思いをしたからこそ前を向いて、次の人のために、困っている人のためにお互い様が生み出されている」

19日は、能登の特産品の販売も行われました。売り上げは被災地支援に活用されます。

購入した県職員:
「忘れられかけられている風潮がもしあるとすれば、そこは応援していきたいと来た」

災害NGO結 代表・前原土武さん:
「他人事ではなく自分事として自分に何かできることはないかと感じてもらいたい。自分ができる小さなアクションを能登のためにすることを続けていくが大事」

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