車の屋根から聞こえるボコボコと激しい音。
ピンポン球ほどのひょうです。
午後3時20分ごろの東京・八王子市の高尾山付近では、黒いアスファルトにひょうがぶつかり、跳ね上がる様子が撮影されました。
また別のカメラが捉えたのは、車のドアミラーとみられるものに打ち付けるひょう。
歩道もひょうで真っ白となり、車道は川のような状態に。
そこを、ひょうが流れていく様子が見られました。
さらに住宅の玄関先で見られたのが、無数のひょうが跳ね上がる様子。
できた水たまりに激しく打ち付けています。
19日も帰宅時間帯に急変した空模様。
特に東京の西部、八王子市などでは、ひょうをもたらすゲリラ雷雨が発生しました。
駐車場に止めてある数台の車に、ひょうが打ち付ける様子も。
八王子市内では、住宅街で冠水被害が相次いで見られました。
別のカメラには、冠水した道路を車が走行すると、歩道まで押し寄せる波が。
また、東京・町田市でも冠水被害が発生しました。
さらに、八王子市内では激しい雨に加え強い風も吹き荒れました。
木々が大きく横になびいている様子が見られます。
撮影者は、「今まで経験したことない風とひょうでちょっと怖い。恐怖を感じました」と話し、恐怖の30分間だったといいます。
午後3時半ごろの町田市では、木の葉が円を描くように空に舞い上がっていて、電線の上まで舞っていました。
突風のような激しい風と雨に見舞われています。
さらに雨どいからは、滝のように雨水が流れ出す様子も見られました。
午後4時前の町田駅前では、視界が白くかすむほどの激しい雨に襲われました。
全身をぬらしながら諦め気味で歩く人や、傘が強い風にあおられながらも耐えしのぐ人たちも。
府中駅前ではランドセルを背負った女の子が走って避難していました。
ひょうをもたらした雨雲で落雷も起きています。
八王子市の情報カメラを見てみると、激しい雨と共にひと筋の稲光が何度も光りながら落ちる様子が確認できます。
このゲリラ雷雨とみられる影響で倒木被害も起きています。
町田市内では折れた木が電線に引っかかり、道路に直撃しています。
付近では渋滞が発生していました。
倒木被害は八王子市でも発生。
道路を完全にふさぐようにして倒木があったということで、地面にはえぐられたような跡が残っていました。
関東では、このあとも落雷やひょう、道路の冠水など注意が必要です。
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