長野県松本市や関東周辺で山あいの一軒家が狙われた連続強盗事件です。警察は、すでに栃木の事件で逮捕・起訴されているベトナム国籍の男2人を松本市の事件にも関わったとして9月19日再逮捕しました。2人は黙秘しているということです。

強盗致傷と住居侵入の疑いで再逮捕されたのはいずれもベトナム国籍のホアン・フー・ホア容疑者(26)と、マイ・ヴァン・シー容疑者(23)です。

2人は2024年5月6日午前2時ごろ松本市保福寺町の住宅に侵入。住民の57歳の男性に対し刃物を突き付け、両手・両足をネクタイなどで縛った上、殴るなどの暴行を加えて「金を出せ」と脅迫。現金およそ13万8000円を奪った上、男性に全治7日間のけがをさせた疑いがもたれています。2人はその後、逃走していました。

山あいの一軒家を狙った似た手口の強盗事件は2024年4月から5月にかけて松本市のほか栃木県日光市、群馬県安中市、福島県南会津町でも発生。

2人はこのうち、栃木・日光市の事件で強盗の罪などで逮捕・起訴され、4県の警察が合同捜査で他の事件との関与を調べていました。

捜査関係者によりますと、栃木の事件で2人から押収した車とよく似た車が松本市の現場付近の防犯カメラに映っていたということです。

2人は松本の事件について、いずれも黙秘しているということです。警察は2人が群馬、福島の事件にも関わっているとみて捜査を続けています。

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