企業の間で取引される二酸化炭素排出権を巡るウソの投資話で、現金をだまし取ったとして会社役員の男ら5人が逮捕されました。

 逮捕されたのは、茨城県に住む会社役員・河村英成容疑者(56)と当時部下だった男4人です。

 5人は2022年、長野県に住む自営業の男性(31)に対し、二酸化炭素排出権の取引を装ったウソの投資話で、保証金として預かった現金120万円をだまし取った疑いが持たれています。

 5人は、「相場は必ず上昇して『億り人』になれる」などと被害者をそそのかし、実際には排出権取引での運用はしていなかったとみられるということです。

 警察は河村容疑者らの認否を明らかにしていませんが、中部地方の200人以上からおよそ9億6000万円をだまし取ったとみて、余罪を調べています。

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