秋雨前線が北陸地方を通り日本の東に伸びていて、前線上には低気圧があって東へ進んでいます。このため県内は県内は広い範囲で雨が降り一部で強く降っています。
【佐藤光平記者リポート】
午後1時半頃の村上市です。先ほどから強い雨が断続的にアスファルトの地面に打ち付けています。
18日の降り始めから21日午後4時までの雨の量は村上市三面で287ミリ 村上市271ミリ 関川村下関189ミリなどと9月としては記録的な大雨となっています。
降り続く大雨のため土砂災害の危険度が高まっているとして県と新潟地方気象台は午前中 村上市・佐渡市に、午後 新潟市・柏崎市・長岡市・上越市・小千谷市に対し土砂災害警戒情報を発表。また県内広い範囲に大雨警報などが出されています。
【佐藤光平記者リポート】
こちら三面川の下流では水が茶色に濁っていて、あちらをみるといつもより水位が高くなっているのが確認できます。
20日も大雨に見舞われた村上市。河川や用水路などは濁流となって流れが速くなっています。
【警戒中の消防団員は】
川の近くに民家があるので怖いなと
こちらは21日午後の佐渡市です。羽茂では午後1時までの1時間に17ミリのやや強い雨が降りました。
【住民インタビュー】
やっぱり土石流が心配。連日の雨で稲刈りも出来ない状態で非常に困っている。
各地に避難指示が出されています。村上市は猿沢地区や瀬波温泉地区など837世帯およそ2千人に対して、新潟市北区では太郎代地区6世帯18人に出されています。
雨はこのあとも降り続く見込みで22日午後6時までの24時間の雨の量は、いずれも多いところで下越と佐渡が100ミリ、中越と上越は80ミリとなっています。
雨による鉄道への影響です。羽越線が坂町駅と山形県の鶴岡駅の区間が運転を見合わせているほか、特急「いなほ」がきょう1日上り2本を除いて運休しました。
22日は台風14号から変わった温帯低気圧が北陸地方に接近するため大気の非常に不安定な状態が続きます。新潟地方気象台は海上では非常に強い風が吹く恐れがあるほか断続的な激しい雨や大雨となる所があるとして、22日夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒し低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒を呼びかけています。(9月21日午後6時の情報)
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