21日、線状降水帯が発生し特別警報が出されている、石川県能登地方では、これまでに1人が死亡、少なくとも6人の行方がわからなくなっています。

能登地方では、21日午前から線状降水帯により猛烈な雨が降り続きました。輪島市では観測史上最大となる121ミリの雨がふり、気象庁は珠洲市、輪島市、能登町に石川県で初めてとなる大雨特別警報を発表しました。

この影響で、珠洲市若山町(わかやままち)では裏山が崩れて住宅が倒壊し、下敷きとなった1人が死亡、珠洲市と輪島市、能登町であわせて3人が行方不明となっています。

また輪島市中心部につながる中屋トンネル付近では、復旧工事の作業員3人の行方がわからなくなっていて、22日朝から捜索が再開されています。

また市内の久手川町(ふてがわまち)では、川の氾濫で住宅が流され、輪島市の坂口市長は、市内では少なくとも約10人の安否が分かっていないと話しています。

元日の能登半島地震で大きな被害が発生し、各地に建設された仮設住宅にも、濁流が押し寄せ、輪島市や珠洲市で600棟以上が床上浸水したと言う事です。雨のピークは昼ごろまでと予想されていて引き続き最大級の警戒が必要です。

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