大阪府教育委員会は、特定の女子生徒に対し、名前を『ちゃん付け』で呼んだり、「好きだ」「16歳になったら結婚できるよね」などと性的な言動を行ったとして、府立高校の54歳の男性講師を減給処分としました。
■授業中に風俗店やラブホテルの話
大阪府教育委員会によると、府立高校の54歳の男性講師は、ことし4月以降、担当する国語の授業中に、生徒の歓心を買うために、授業中に風俗店やラブホテルの話をするなど、不適切な言動を繰り返し行いました。
■女子生徒に「16歳になったら結婚できるよね」 生徒は授業の欠席余儀なくされる
特に、ことしの6月以降には、特定の女子生徒に対し、授業中に下の名前を『ちゃん付け』で呼んだり、他の生徒から「この女子生徒のことを好きか」と聞かれた際に、「好きだ」と答えたほか、女子生徒に近づき、「16歳になったら結婚できるよね」などと性的な言動を行いました。
女子生徒は、この男子講師に嫌悪感や恐怖心を抱いて、授業の欠席を余儀なくされたこともあったということで、女子生徒側が、ほかの教員に相談して発覚。
大阪府教育委員会は、この男性講師を減給1カ月の懲戒処分としました。
■「生徒から笑いをもらい、人気が得られると思った」
府教委の聞き取りに対し、男性講師は、「生徒から笑いをもらい、人気が得られると思った」
「女子生徒は挨拶をきちんと返してくれるため、親しみを感じていた」
「大変ご迷惑をおかけしました。二度と繰り返さないと猛省しています」とコメントしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。