東京電力は福島第一原子力発電所での処理水の海洋放出について、通算9回目となる放出を9月26日から開始すると公表した。
10月14日までの19日間で、約7800トン、タンク8基分ほどの処理水を海水で薄めて海に放出する。
処理水の海洋放出は2023年8月に始まり、これまで約6万3000トン、タンク63基分ほどが放出されている。
これまでの海水の分析などで基準を超える値は確認されていない一方、中国による禁輸措置でホタテやナマコの取引中止の損害が出ているなどして、東京電力はこれまで約330億円(8月28日時点)の賠償を事業者などに支払っている。
中国は日本産水産物の輸入を段階的に回復させる方針を示している。
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