大阪府警本部

 SNS(ネット交流サービス)を利用した投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は24日、大阪市中央区の自称飲食店経営、上林樹生(みきお)(29)と、住居不定・無職、麻野伸一朗(28)両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。府警は2人の認否を明らかにしていない。

 府警は7月、大阪市に拠点を置く二つの投資詐欺グループを摘発した。上林容疑者は一つのグループのトップで、麻野容疑者は詐取金などを管理する統括役とみられるという。

 特殊詐欺捜査課によると、これまでの捜査で、二つ以外にも複数のグループが同様手口の詐欺をしていた疑いが判明。上林容疑者の上位に首謀者がいるとみて調べる。

 2人の逮捕容疑は5~6月、30代女性にSNSで投資を勧誘。ほぼ確実に運用益が増やせる商材があるとうそを言い、購入費名目で計約140万円を詐取したとしている。

 一連の事件の逮捕者は計103人になった。【川地隆史】

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