兵庫県議会が不信任決議を全会一致で可決した斎藤元彦知事は25日午前、「(今後の対応について)完全に固まるに至っていない。県政にとっても重い判断で、私も目が覚めてしまうくらい思い悩む苦しい判断だ」と述べた。斎藤氏は27日までに辞職・失職か議会解散かの判断を表明する見通しだ。県庁に登庁した際、報道陣の取材に応じた。
県議会の全86議員は19日、斎藤氏によるパワーハラスメント疑惑などが文書で告発された問題で県政を混乱させた道義的責任は重いとして、不信任決議案を提案し、全会一致で可決された。
斎藤氏は地方自治法の規定に基づき、29日までに県議会を解散しない場合は翌30日に自動失職することになり、週内に自身の判断を明らかにする方針だ。
斎藤氏は報道陣に「昨晩も考えながら過ごした。最終的に判断する時の覚悟が大事だと思っている。固まった段階できちんと自分の進む道を説明する」と語った。【栗田亨】
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